村田諒太が高校生ボクサーにエール「未来を創っていくことを考えて」

[ 2020年5月26日 19:30 ]

「明日へのエールプロジェクト」第1回オンラインエール授業の講師を務めた村田諒太

 12年ロンドン五輪金メダリストでプロボクシングのWBA世界ミドル級王者・村田諒太(34=帝拳)が26日、全国高等学校体育連盟(全国高体連)などが実施した「明日へのエールプロジェクト」第1回オンラインエール授業の講師を務めた。全国高校総体(インターハイ)が新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となったことを受け、高校生たちが「前に進む」ための支援が目的。村田は質問に答えるなど全国のボクシング部の主将ら40人と交流し、今後に向けてのアドバイスを送った。

 村田は南京都高時代に高校5冠を達成したが、団体戦により3枠を争う近畿予選でチームが敗れ、6冠目がかかった国体に出場できなかった経験などを交え、現状を嘆くより未来に向けて動き出すことの大切さを力説。「悔しい思いをして良かったと思えるかどうかは、未来の自分にかかっている。未来を創っていくことを考えた方がいい」と訴えた。

 自身も次戦の見通しが立っておらず、所属する帝拳ジムも休館中。「自分でコントロールできないことなので、自分のできることだけをやっている感じ。走るとか、人に会わないでできるトレーニングをしている」状況だが、高校生たちとの交流で刺激を受けた。

 「こんなこと(コロナ禍)があったけど、オレはちゃんと乗り越えた、ということを自分のヒストリーの一つにしたい。そうしなきゃいけないと改めて考えました。僕が教えているようで、実は同じように先が見えない状況で若い子たちと話している中で僕自身が教えられている感じ」

 政府による緊急事態宣言が全国的に解除され、ボクシング界も興行再開へ向けて動き出している。村田は「解除されたからといって、すぐに普通に動いちゃ良くないと思う。世の中の流れ合わせて臨機応変に動いていくしかない」と慎重な姿勢を示す一方で「34歳という年齢なので後悔はしたくない。練習ができなくて動けませんでした、試合に負けましたじゃあ、コロナに負けたことになる。そうはなりたくない」と強い決意を口にした。

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