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クラウドファンディング目標額に到達 ワタナベジム会長「全てに感謝」

[ 2020年5月23日 13:15 ]

渡辺均会長
Photo By スポニチ

 プロボクシングのWBA世界ライトフライ級スーパー王者・京口紘人(26)らが所属するワタナベジム(渡辺均会長)は23日、同ジムが支援を募ったクラウドファンディングが22日夜に目標額の600万円に到達したと発表した。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で6月末まで興行自粛となり、京口の世界戦などタイトルマッチを含む29試合が中止、延期という大きな打撃を受けた。さらに非常事態宣言発出で一般会員へのフィットネス事業も休止に追い込まれ、「創業以来の存続の危機」に陥っていた。そのため、1000円から100万円まで金額に応じてステッカー、Tシャツ、サイン入りグローブ、リングサイド広告などを返礼品としてクラウドファンディングを実施。締め切りの29日を前に目標額を突破した。

 渡辺会長は「ほとんどの人がコロナの影響で先行きが見えず、自粛を強いられる中であるにも関わらず、支援を募ってもよいものだろうかと迷いましたが、今となっては本当に始めて良かったと感じています。約40年のボクシング人生を歩む中で、非常に多くの方々がワタナベジムを思ってくれているのを実感しました。ご支援いただいた皆様、選手・会員、全てに感謝の気持ちでいっぱいです」とコメントした。

 同ジムは国鉄職員からプロボクサーとなった渡辺会長が1981年に東京・五反田に開設。WBA世界スーパーフェザー級王座を11度防衛した内山高志、元WBA世界スーパーフライ級王者・河野公平、WBA&IBFライトフライ級統一王者・田口良一ら世界王者をはじめ、多くの東洋太平洋王者、日本王者を輩出し、現在はプロ選手約90人が在籍、年間150試合前後を行っている。

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2020年5月23日のニュース