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ファイトマネーから捻出 高橋竜平 故郷の新潟県加茂市にマスク3千枚を寄贈

[ 2020年5月13日 05:30 ]

高橋竜平

 プロボクシング日本スーパーバンタム級7位の高橋竜平(30=横浜光)が故郷の新潟県加茂市にマスク3000枚を寄贈する。13日に高橋の叔母が市役所に届けるという。

 高橋は「暗いニュースばかり続いているので、明るい話題を提供できればと思った。両親や友人からマスク不足と聞いていたので、地元への恩返しの意味も込めて自分にできることを考えた」と説明。ファイトマネーから費用を捻出し、ネット通販でマスク3000枚を用意した。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で3月に予定されていた試合は中止。興行自粛期間が6月末まで延長され、次戦の見通しは立っていない。ジムも一般営業を休止、プロ選手の練習も時間や日数を制限されているが、日々のロードワークや基礎トレーニングを継続。「今は地固め」と自分に言い聞かせ、コロナ禍が終息する時を待っている。

 ◆高橋 竜平(たかはし・りょうへい)1990年(平2)2月1日生まれ、加茂市出身の30歳。中学3年でボクシングを始め、加茂暁星高、東洋大を経て12年12月にプロデビュー。14年12月に全日本バンタム級新人王、17年12月にIBFパンパシフィック・スーパーバンタム級王座(日本非公認)、18年6月にIBFアジア同級王座(同)獲得。19年1月、IBF世界スーパーバンタム級王座に挑戦も11回TKO負けした。プロ戦績は23戦18勝(8KO)4敗1分け。身長1メートル64の右ボクサーファイター。

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2020年5月13日のニュース