伊藤雅雪“青空ボクシング”実施「3密避けてやれることを探していかないと」

3密を避け公園でトレーニングに励む伊藤雅雪（撮影・西尾　大助）
Photo By スポニチ

　前WBO世界スーパーフェザー級王者・伊藤雅雪（29＝横浜光）が26日、都内の公園で“青空ボクシング”を実施した。新型コロナウイルス感染拡大の影響でジムワークは制約され、フィジカルトレーニングも休止中。知人の元プロボクサーらの協力を得てシャドー、ミット打ちなどに汗を流した。

　「“3密”を避けてやれることを探していかないと。環境を考えると、これが限界かな。早く普通の状態に戻りたいですね」

　1月に痛めた左上腕筋断裂の故障から復活し、王座返り咲きを目指すが、興行の延期や中止が続く状況に「トップ選手や魅力ある選手しか試合を組んでもらえなくなる」と危機感を抱く。自身の次戦を8月に想定し、来月中旬には本格的な練習も再開させる予定だ。

　「どこかで踏ん切りをつけないと。自宅で過ごす時間が長くなっているけど、ボクサー、格闘家なんだという意識は持ち続けたい」

　コロナ禍が終息する日を信じて牙を磨き続ける。