ボクシング五輪代表・成松大介 練習の質問に村田から金言「やってきたことを信じて」

[ 2020年4月18日 20:21 ]

発表された東京五輪男子代表チームの「阿修羅JAPAN」にちなみポーズをとるウエルター級・岡沢セオン(前列)と(後列左から)ライト級・成松大介、フライ級・田中亮明、ミドル級・森脇唯人(撮影・木村 揚輔)
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 国内アマチュアを統括する日本ボクシング連盟は18日、東京五輪代表選手と同五輪世界最終予選代表選手を対象としたオンライン講座を開き、初回ゲストとして2012年ロンドン五輪ミドル級金メダリストでプロのWBA世界同級王者・村田諒太(34=帝拳)が、この日出席した10選手との質疑応答に臨んだ。

 村田と選手の質疑応答は以下のとおり。

 ▼男子ライト級五輪代表・成松大介(自衛隊)
 「普段の練習は自分のペースでやっていますが、合宿等では自分の練習ができていない時があります。どうしたらいいでしょうか?」
 ▽村田
 「成松選手は、選手としての経験は豊富です。自分のやってきたことを信じて自分のペースを守ること、もしくは全体練習の中で内容を濃いものにするかを意識してみても良いと思います」

 ▼男子ウエルター級五輪代表・岡澤セオン(鹿児島県体協)
 「私はアマチュアボクシングが好きで、この世界で戦っていきたい。しかし、プロのように派手でもない、稼ぎもできないのが現状です。今後、どのようにやっていくことが考えられるでしょうか」
 ▽村田
 「オリンピックに一度出るだけでは長期的に注目されないことがほとんどなので、東京五輪でまず結果を残して、次の五輪でも結果を残す必要があると思う。やはり、オリンピックにおいて金メダルをとることは重要ですし、連覇することでメディア露出が多くなるので、世間への印象が残ります。高い志が重要です」

 ▼女子ライト級五輪予選代表・濱本紗也(日大)
 「(17年5月の)アッサン・エンダム選手との第1戦では判定で敗れましたが、私は勝っているように見えました。しかし、村田選手は紳士的に対応していました。あの時の心境を聞かせてください」
 ▽村田
 「私自身も勝っているかと思いましたが、第三者から見た結果ですので負けを受け入れる選択肢しかありませんでした。受け入れられないのであれば、誰が見ても必ず勝っていたと言える内容を目指すしかない」

 ▼男子ミドル級五輪代表・森脇唯人(自衛隊)
 「私は筋トレをしません。スピードが落ちると思うからです。懸すい程度ですが、筋トレについて、どのようにお考えですか?」
 ▽村田
 「筋トレでベンチプレスなどの数値が上がっても、パンチ力に優位性は見られず、けがも多いから、柔軟重視のトレーニングに変えました。ですが、結果が出たことの根拠は、もしかしたら筋トレの要素もあったかもしれないし、一概に、必要、不必要論では片付けられない。それよりも大切なのは、何のためにするのかという目的だと思います」

 ▼女子ウエルター級五輪予選代表・鬼頭茉衣(中京大大学院)
 「私はウエルター級ですが、海外の選手は大きくてフィジカルも強い印象があります。村田選手が海外の選手にフィジカル面で負けないためにしたことがありますか」
 ▽村田
 「自分のスタイルを見つけることが重要です。私はプロゴルファーの方に4スタンス理論を教えていただき、私の重心は前傾が望ましいようで、今まで立っていた重心を前傾に修正しました。フィジカルトレーニングで戦えるのであればそれはそれでいいですし、自分に合ったスタイルに変えるのも選択肢だと思います」

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