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ボクシング 4月15日まで興行中止 東日本新人王予選は史上初の無観客

[ 2020年3月5日 18:10 ]

 日本ボクシングコミッション(JBC)と日本プロボクシング協会(JPBA)は5日、新型コロナウイルス対策連絡協議会の設置と4月1日から15日までの全ての興行の中止・延期、無観客試合の許可条件などを発表した。JBCとJPBAは感染拡大が続いている状況で、迅速かつ適切な意思決定を行うため対策連絡協議会を設置し、当初は3月末としていた興行を中止・延期する期間を4月15日まで延長することを決めた。4月16日以降については今月13日に検討するとした。

 新たに中止・延期が決定した期間には東日本新人王予選、WBO世界フライ級王座決定戦などタイトルマッチ5試合が予定されていたが、2日に東京・後楽園ホールで予定されていた東日本新人王予選は5日に日程を変更し、日本ボクシング史上初の無観客で実施される。他の興行に組み込まれていた試合も含め、計18試合を1日で消化する予定で、11日に開かれる東日本協会の理事会に承認を求める。

 無観客試合の許可条件としては、入場を出場選手1人に対し、スタッフライセンス保持者4人、1ジム最大8人までとし、取材も媒体が明確なメディアに制限。取材用ブースを設けることなどを定めた。

 JBCの安河内剛事務局長は目処としていた3月中旬を待たずに決定した理由を「プロモーター、選手に与えるダメージを少なくするため、競技の特殊性を鑑みて早めの判断をした」と説明。東日本新人王予選に関しては「当日朝にジムでの体温チェックを義務付けることも検討している。感染防止に万全を期すため、協会やジムと協力していきたい」と話した。

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2020年3月5日のニュース