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田中教仁は判定負け…“鬼門”タイでのジンクス破れず

[ 2020年3月3日 17:51 ]

田中教仁
Photo By スポニチ

 ボクシングのWBA世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦は3日、タイ・ナコンサワン市庁舎前野外特設リングで行われ、挑戦者で同級10位の田中教仁(35=三迫)はスーパー王者ノックアウト・CPフレッシュマート(29=タイ)に0―3の判定で敗れた。ノックアウトは暫定時代を含め12度目の防衛に成功し、戦績を21勝7KOとした。

 初回は互角だったが、2回以降に圧力を強めたノックアウトにペースを握られた田中は3回にダウンを喫し、終盤は距離を縮めて接近戦に持ち込んだものの、最後まで無敗のスーパー王者を崩すことは出来なかった。これでタイで行われた日本ボクシングコミッション(JBC)公認の世界戦で日本人選手は25敗1分け。

 田中は05年3月に20歳でプロデビュー。11年4月に後に世界3階級制覇を達成する八重樫東(大橋)の日本ミニマム級王座に挑戦するも3―0で判定負け。同年11月の試合を最後に約5年間、ボクシングから離れた。三迫ジムに移籍して復帰し、念願の世界初挑戦を果たしたが、王座獲得はならなかった。

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2020年3月3日のニュース