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村田諒太 初防衛から一夜「1度は消えかかった火を燃やせている」

[ 2019年12月24日 12:53 ]

<村田諒太一夜明け会見>クリスマスツリーの前でファイティングポーズの村田(撮影・島崎忠彦)
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 ボクシングのWBA世界ミドル級王者・村田諒太(33=帝拳)がスティーブン・バトラー(24=カナダ)との初防衛戦から一夜明けた24日、都内のホテルで会見し、「今回は勝たなくちゃいけないプレッシャーも感じていたので、今はホッとしている」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 KO率80%の挑戦者を5回TKOで下し、7月に返り咲いた王座を死守。左目周辺が腫れていたため、サングラス姿だったが、表情は穏やか。「ボクサーとして成長できたと思う。18年10月のラスベガスで1度は消えかかった火をこうして燃やせている。その“材料”を下さった皆さんに感謝したい」と語った。

 次戦についてはWBAスーパー王者を保持するサウル・“カネロ”・アルバレス(29=メキシコ)、IBF王者ゲンナジー・ゴロフキン(37=カザフスタン)らとのビッグマッチ構想も浮上しているが、村田は「帝拳プロモーションに全てお任せする。僕にとって最善の試合を組んでくれると思っているので、それに真摯に取り組むだけ」と話すにとどめた。

 今、したいことを問われると「早く子供に会いたいですね。息子の野球を見に行けたないので、日曜日に息子の野球をぼーっと見たいです」。コーヒーやパンも解禁となるだけに「休日になると娘が『パン屋さんに行こう』って言うので、公園か家でゆっくり味わいたい」と“パパの顔”を見せた。

 「試合が終わって2、3週間がアスリートにとって幸せな時間。この時間があるから頑張れる。次のためにも大切にしたい」。次の大きな戦いに向け、しばしの休息に入る。

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2019年12月24日のニュース