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村田に援軍!“勝率100%の男”アラム氏激励に「心強い」

[ 2019年12月22日 05:30 ]

WBA世界ミドル級タイトルマッチ ( 2019年12月23日    横浜アリーナ )

会見でアラムCEO(右)と笑顔を見せる村田(撮影・島崎忠彦)
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 トリプル世界戦の公式会見が21日、都内のホテルで行われ、WBA世界ミドル級王者・村田諒太は7月に返り咲いた王座の初防衛を誓った。会見には契約を結ぶ米プロモート大手トップランク社のボブ・アラムCEO(88)も同席。「幸運のお守り」を自負する強力援軍を得て、村田がバトラー撃破を狙う。

 会見で村田の隣に座ったアラム氏はこう切り出した。「なぜ私が日本にいるのか聞かれるのだが…」。そして、その一つの理由として「リョウタにとって、私が日本で試合を見届けることは必然だからだ」と強調した。

 アラム氏が来日しなかった17年5月のエンダム(フランス)戦は不可解な判定負け。だが、同10月の再戦では7回終了TKO勝ちで王座獲得、さらに昨年4月のブランダムラ(イタリア)戦、そして今年7月のブラント(米国)との再戦と、来日して観戦した試合は3戦3勝の勝率100%。アラム氏は「私は彼のグッド・ラック・チャーム(幸運のお守り)なんだよ」と笑いを誘い、「KO勝利で完全決着を」と激励した。

 村田は「ラッキー・パーソンが来てくれたので心強く思っています」と表情をほころばせ、KO勝利の期待には「結果は神のみぞ知る。あまり深く考えず、やってきたことを出そうと思っている」と気負わず話した。

 アラム氏の同席が単なる激励や験担ぎでないことは理解している。この試合に勝てば、再びビッグマッチ実現の可能性も浮上するが、12日の公開練習でも「ブラントの1戦目はそれで負けているので、同じ轍(てつ)を踏まないようにしたい」と話すなど、あえて先のことは封印し、バトラーとの一戦に集中している。

 「非常にいい練習を積んできたので、自信を持ってリングに上がれる。楽しみにしていてください」。心身ともに万全の仕上がりで決戦の舞台に立つ。

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