拳四朗に挑戦するペタルコリン 約1カ月の急仕上げも「自分のストロングポイントは経験してきた試合の数」
ボクシングのWBC世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦(23日、横浜アリーナ)で王者・寺地拳四朗(27=BMB)に挑戦する同級12位ランディ・ペタルコリン(27=フィリピン)が18日、東京・新宿区の帝拳ジムで公開練習に臨んだ。
前夜に来日したばかりとあってシャドー、ミット打ち、サンドバック打ちを各1ラウンドと、軽めの内容で手の内は見せなかった。拳四朗は当初、IBF王者フェリックス・アルバラード(ニカラグア)と王座統一戦を行う予定だったが、アルバラードの体調不良で中止に。急きょ、対戦が決まったのがペタルコリンだった。
約1カ月の急仕上げを強いられることになったが、ホセ・ハ゛レンデス・トレーナーは「4週間の集中トレーニングでハードワークしてきた。準備は整っている」と万全の仕上がりを強調した。フィリピンではWBO世界ミニマム級王者ビック・サルダールらと約70ラウンドのスパーリングを消化してきたという。
また、3カ月前に来日し、WBO世界フライ級王者・田中恒成(畑中)のスパーリング・パートナーを務めた。すでに拳四朗の倍以上の33戦のキャリアも持つ挑戦者は「拳四朗は総合力の高く、いいボクサーだが、自分のストロングポイントは経験してきた試合の数。それが今回の試合で役立つと思う」と自信を示した。
視察に訪れたBMBジムの寺地永会長は「スピードは拳四朗を多少上回っている。前半、足を止めて打ち合わないこと」と注意点を挙げ、「映像と印象は変わらない。リーチも長くないし、距離的には難しくない。拳四朗の距離でカウンターに入るタイミングを見つけられたら」と攻略をイメージしていた。
2019年12月18日のニュース
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