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IBF王座返り咲きの岩佐が笑顔の凱旋「早く本当の王者に戻りたい」

[ 2019年12月9日 18:27 ]

チャンピオンベルトを掲げる岩佐
Photo By スポニチ

 プロボクシングの岩佐亮佑(29=セレス)9日、米ニューヨークで7日(日本時間8日)に行われたIBF世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦でマーロン・タパレス(フィリピン)を11回1分9秒TKOで下し、約1年4カ月ぶりに王座復帰を果たして帰国。成田空港で会見を行った。

 笑顔の凱旋となった。昨年8月に正規王者陥落以降、一度は引退も考えたが「崖っぷちから覚悟を決めて、そこから勝てたのは収穫。うれしかった」。左の変則的なスタイルが特徴の相手に対し、11回に放った左ストレートで一発TKO。「がっちり当たったのはあれだけ。流れで打ったけど、きれいに倒れてくれてよかった。前回もまぐれじゃないし、サウスポーも苦手じゃないことを証明できた」とにこり。今月26日には30歳の誕生日を迎える。「誕生日の直前にチャンピオンになれて、節目の30歳で、今回でちょうど30戦目。そういうのも何かあるのかな」とベルトを眺め、充実の表情を浮かべた。

 次に照準を定めるのは、やはり現正規王者のダニエル・ローマン(米国)との一戦。「もう統一戦しか見えていない。今はとりあえずのチャンピオン。早く本当の王者に戻りたい」と胸の内を明かした。前回の世界王者獲得後に、後援者からフェラーリをプレゼントさせたが、陥落し返却。現在は3台を所有しているが、普段は軽自動車を乗り回している。「次勝ったら、自分でフェラーリを買います。中古で!」。アクセル全開で、王座統一に向けて突き進む。

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2019年12月9日のニュース