拓真は14戦目初黒星…正規王者昇格ならず 最終回にぐらつかせるも無念

[ 2019年11月8日 05:30 ]

WBC世界バンタム級王座統一戦   ●(暫定王者)井上拓真《判定0―3》(正規王座)ノルディーヌ・ウバーリ○ ( 2019年11月7日    さいたまスーパーアリーナ )

客席に向かって手を合わせる井上拓真(撮影・島崎忠彦)
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 井上拓は0―3で判定負けし、プロ14戦目で初黒星。正規王者昇格を逃した。4回にカウンターでダウンするなどウバーリの左に押され、最終回に打ち合いでぐらつかせながらも、ジャッジ1人がフルマークをつける完敗。「ポイントの取り方を研究しないと」と悔しさをかみしめた。

 敗れた直後にもかかわらず、兄・尚弥の試合ではコーナー下で声援を送った。夢だった兄弟世界王者を実現させ、今回は同時世界戦とあって練習も減量も同じペース。「もうちょっと練習しよう」と刺激し合い、アドバイスも普段より多くもらっていた。尚弥が試合後にウバーリへの敵討ちを宣言したが、「やっぱり悔しい。自分でやり返したい」。今度こそ暫定ではない、真の王者を目指して再起する。

 ▽拓真―ウバーリ戦VTR 井上拓が序盤から主導権をウバーリに握られ、大差の判定負け。鋭い踏み込みから繰り出してくる相手の左の強打に苦しみ、4回には右の打ち終わりに左ストレートを合わせられてダウンを喫した。中盤も相手のペースは変わらず、井上拓は12回に左からの連打で反撃を見せたが試合巧者のウバーリは最後まで流れを渡さなかった。

 ◆井上 拓真(いのうえ・たくま)1995年(平7)12月26日生まれ、神奈川県座間市出身の23歳。幼稚園からボクシングを始め綾瀬西高1年時にインターハイ優勝などアマ通算57戦52勝(14RSC)5敗。13年12月、6回判定勝ちでプロデビュー。15年7月、東洋太平洋スーパーフライ級王座獲得(防衛2)。16年9月に右甲と手首をつなぐ関節の脱臼で手術を受け、決まっていた12月の世界挑戦が中止。昨年12月、サラパット(タイ)に判定勝ちしてWBC世界バンタム級暫定王座獲得。身長1メートル64.2、リーチ1メートル63の右ボクサーファイター。

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