ドネア、激しい死闘の末に敗戦 最後は歩み寄り抱擁「井上が真のチャンピオン」

[ 2019年11月8日 05:30 ]

WBSSバンタム級トーナメント決勝   ○(WBA&IBF王者)井上尚弥《判定3―0》(WBAスーパー王者)ノニト・ドネア● ( 2019年11月7日    さいたまスーパーアリーナ )

9R、ドネアの右を食いあわや、の井上尚弥(撮影・長久保 豊)
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 互いに一歩も引かぬ激しい死闘の末、レジェンドがついに世代交代を許した。下馬評では井上尚が圧倒的な勝利を収めることが予想されていたが、“フィリピンの閃光(せんこう)”の異名のごとく、切れ味鋭い左右のフックを軸に“モンスター”を苦しめた。判定負けを潔く受け止め「この試合で井上が真のチャンピオンであることが証明された。おめでとう」と素直に称えた。

 最終ラウンドのゴングが鳴り響くと、互いに歩み寄りリング上で熱い抱擁。「自分のパンチにあれだけ耐えられる選手は今までいなかった」と井上尚に敬意を払った。試合後は顔中に受けた傷の治療のため、すぐに病院へ向かった。関係者によると骨折などはしておらず、念のための診察だという。

 ▽井上尚―ドネア戦VTR ハードパンチャー同士の激しい打ち合いは井上尚が終盤の11回にダウンを奪って制した。5回に右の強打でコーナーに詰める場面もあったが、ドネアも打たれ強かった。11回は井上尚が右アッパーから強烈な左ボディーを打ち込んで相手がしゃがみ込んだ。ドネアのカウンターを受けた井上尚は右目上からの流血もあり、苦しみながら判定勝ちを収めた。

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