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リナレスの対戦相手がトヨゴンに決定 9.7後楽園ホールでゴング

[ 2019年8月16日 21:23 ]

日本ライト級王者・吉野修一郎(左)とスパーリングを行う元3階級制覇王者ホルヘ・リナレス
Photo By スポニチ

 4年9カ月ぶりに日本のリングに上がるボクシングの元3階級制覇王者ホルヘ・リナレス(33=ベネズエラ/帝拳)の対戦相手が元WBCアジア・スーパーフェザー級シルバー王者アル・トヨゴン(21=フィリピン)に決まった。帝拳ジムが16日、公式サイトで発表した。9月7日に東京・後楽園ホールで137ポンド(約62.1キロ)契約ノンタイトル10回戦を行う。

 リナレスは昨年5月にワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)に敗れ、WBA世界ライト級王座から陥落。同9月の再起戦で3回KO勝ちしたものの、今年1月にパブロ・セサール・カノ(メキシコ)に1回TKO負けを喫した。キャリア51戦目は14年12のWBC世界ライト級王座決定戦以来の日本のリングでの再起戦となる。

 「早く試合がやりたかったので決まってよかった。一番うれしいのは日本でやれることだね。後楽園ホールは久しぶりだけど、20試合ぐらいやっている。近くで見れるからファンにも喜んでもらえるね」

 この日は日本ライト級王者・吉野修一郎(三迫)と5ラウンドのスパーリング、弟のカルロス・トレーナーを相手にミット打ちなど約2時間の練習でたっぷりと汗を流した。「少し疲れはあるけど、チョー調子はいい。ここではジムメートからエネルギーがもらえる。カルロスもいるし、繊大(田中トレーナー)もいるから気持ちよく練習ができている」と手応えを口にした。

 トヨゴンは昨年9月に日本未公認のWBCアジアのタイトルを獲得したが、今年5月のV2戦で王座陥落。現在はフィリピン・スーパーフェザー級6位で、戦績は10勝6KO4敗1分け。7月には正木脩也(帝拳)と対戦し、判定負けした。リナレスは正木との試合を観戦。「悪くない選手。でも、自分は誰というより早くやりたかった。負けられないプレッシャーはあるけど、楽しみ」と自信をのぞかせた。

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2019年8月16日のニュース