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松永宏信が令和新王者1号!TKO勝ちで日本Sウエルター級王座奪取「最低でも2、3回防衛したい」

[ 2019年5月10日 21:26 ]

<ボクシング日本Sウエルター級TM、OPBFバンタム級TM>日本Sウエルター級新王者となった松永(撮影・島崎忠彦)
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 ボクシングの2019チャンピオンカーニバル最終戦、日本スーパーウエルター級タイトルマッチ10回戦は10日、東京・後楽園ホールで行われ、挑戦者で同級1位の松永宏信(31=横浜光)が王者・新藤寛之(32=宮田)を6回終了TKOで下し、新元号「令和」での新王者1号となった。

 身長1メートル86の長身サウスポーを相手に序盤から懐に潜り込んでボディーを連打。中盤以降は何度もロープ際に追い詰めるなど圧倒した。5回終了時の採点は3者とも松永を支持したが、ポイントは1点差が2人、3点差が1人。最終的には6回終了後に王者陣営が棄権を申し入れ、TKO勝利となった。

 「(5月1日の日本フェザー級タイトルマッチで)阿部君(麗也=KG大和)が引き分けた後に、会長から“勝てば令和1号だぞ”とは言われたけど忘れてました。全然、考えてなかったです」。

 日体大時代は野球部の外野手。3年時に右肩を痛め、卒業後にパン店に勤めながらボクシングを始めた異色の選手。2016年10月にWBOアジアパシフィックスーパーウェルター級王座を獲得も自身の故障で1度も防衛することなく返上。日本タイトルは石井一太郎会長やジムの先輩たちも手にしており、「絶対に獲りたいベルト」という。

 石井会長から「ロマチェンコのように戦ってほしかった」と苦言を呈され、「いい見栄えのボクシングではなかった」と反省。「アジアのベルトは防衛してないので、まずは最低でも2回か3回は防衛したい。それで次のステップがあれば」と今後を見据えた。

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2019年5月10日のニュース