和毅　走り込み合宿開始　“鬼教官”合流で瞬発系持久力を徹底強化

トレーナーの指示で下半身を強化する和毅
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　ボクシングのWBC世界スーパーバンタム級暫定王者・亀田和毅が8日、正規王者バルガスとの統一戦に向けて、和歌山・南紀白浜ゴルフ倶楽部などで走り込み合宿を開始した。男子ゴルフの松山英樹やプロ野球日本ハムの中田翔らの指導歴を持つ秀島正芳トレーナーが合流し、“瞬発系持久力”を徹底強化。何度も雄叫びを上げながらハードメニューをこなした。

　“鬼教官”としても知られるトレーナーの下、朝6時20分から8時40分まで芝生の上を走り続けた。ダッシュのインターバルはスクワットとシャドーボクシング。休憩なしの地獄トレに疲労感を見せながらも、和毅は「ほんまに鬼。めちゃくちゃきつかったけど、最後までやり切ったことが自信になる。自分の夢に向かってね」と充実感をにじませた。

　午後は砂浜でも走り込む2部練習。過酷な内容も黙々とメニューをこなし「ボクサーは負けたらおしまいやから」と覚悟を示した。7月中旬に予定するバルガスとの王座統一戦へ「これだけやったというのは試合の後半になって浮かんでくる。12ラウンド全てマックスでいく」と力強かった。