久保隼が引退危機乗り越え、5月に中国で世界2階級制覇に挑戦

[ 2019年4月19日 12:49 ]

久保隼
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 プロボクシングの前WBA世界スーパーバンタム級王者で、同フェザー級10位・久保隼(29=真正)が19日、神戸市内で会見し、5月26日に中国の江西省撫州市でWBA世界フェザー級王者・徐燦(シュ・チャン、25)に挑戦すると発表した。勝てば世界2階級制覇となる。

 「どの試合も、1試合1試合を大事だと思っているが、世界戦が決まり、山下会長をはじめ、応援してくれる方々に恩返しできるチャンス。自分のためにも意地でも勝ちたい」

 17年9月の初防衛戦でダニエル・ローマン(米国)に9回TKO負けで陥落。13戦目でプロ初黒星だった。昨年4月にフェザー級10回戦で大沢宏晋(ロマンサジャパン)に判定2―1で勝ち再起した。

 その後に引退危機に見舞われていた。同10月のスパーリング中に右目にケガを負った。兵庫県内の病院で出された診断は滑車神経麻痺。物が上下にズレて二重に見えるように。歩いていても人や物にぶつかったり、段差に気づかずつまずきそうになったり。「かなりショックを受けた」と振り返るのは、飲食店でコップに水を注ぎ足す際に、狙いが外れテーブルを水びたしにしてしまったことだ。

 相手のパンチが見えなければ戦えない。ボクサーにとって視力は競技力の根底を支える部分。「本音を言えば(引退を)考えました」。視界がズレた右目に合わせるために、3月初旬に左目を手術して成功。「ビックリするぐらい“(物の見え方が)一つや!”と思った」。1泊で退院し、その2日後にはサンドバッグを叩くなど練習を再開した。今月15日からスパーリングも開始している。

 相手の徐燦は今年1月に米国ヒューストンで当時の王者ヘスス・ロハス(プエルトリコ)に判定勝ちで獲得し今回が初防衛戦。戦績は16勝2KO2敗。 

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