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斉藤裕太 アクシデント乗り越え王座統一戦に自信「メチャ調子はいい」

[ 2019年4月17日 15:03 ]

 ボクシングの日本バンタム級王座統一戦10回戦(18日、後楽園ホール)の前日計量が17日、東京・文京区の日本ボクシングコミッション(JBC)事務局で行われ、正規王者・斉藤裕太(31=花形)、暫定王者・木村隼人(29=ワタナベ)ともにリミットの53.5キロで一発パスした。

 斉藤は昨年9月に日本王座を獲得したが、その2週間後に潰瘍性大腸炎を発症。一時は引退も覚悟したが、現在は投薬治療に加え、魚中心の食生活に変えて小康状態。今年1月から練習を再開し、今回の王座統一戦を向かえる。「最初は無理だと思ったけど、最終的にメチャ調子はいい。自分でもビックリ。会長にも“前より強くなった”と言われる」と自信をにじませた。

 5月には第4子が誕生予定で、それも現役続行のモチベーションになっている。12日に発表された「山中慎介バンタム級トーナメント(仮)」への参戦にも意欲満々で、「どんな相手にも逃げずにやってきた自負はある。勝ってトーナメントに出たい」と明言。「ボクシングをやれることがうれしいので楽しんでやります。今は勝つことしか考えていない」と言い切った。

 斉藤の休養の間に暫定王者となった木村は「ずっと中途半端な感じがあった」という。昨年12月の試合後から担当が井上孝志トレーナーに変わり、「キツい練習をしてきた。スタミナも大丈夫」と手応えもある。「斉藤選手は倒しにくると思うので、こっちも倒すつもりでやる。面白い試合になると思います」と予告した。

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2019年4月17日のニュース