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伊藤雅雪の夢「ワールドワイドな世界王者に」 V2戦へロス合宿出発

[ 2019年4月10日 16:44 ]

米ロサンゼルス合宿のため、成田空港を出発する伊藤雅雪
Photo By スポニチ

 ボクシングのWBO世界スーパーフェザー級王者・伊藤雅雪(28)が10日、米ロサンゼルスへの出発を前に成田空港で取材に応じた。

 まだ、V2戦は正式発表はされていないが、来月25日(日本時間26日)にジャメル・ヘリング(33=米国)と対戦予定で、それに向けてのロス合宿。すでに国内で長身サウスポーを想定して70~80ラウンドのスパーリングを消化してきた伊藤は「長いラウンドをやれる体はできている。ここからは実戦が中心。疲れのピークも来ると思うので、調子の波を試合当日にもっていけるようしたい」と話した。

 昨年7月に日本人選手としては37年ぶりに米国で世界王座を獲得。年末には凱旋試合で初防衛に成功した。今後は「ワールドワイドな世界チャンピオンになりたい。どこでも戦い、どこでも勝って世界に認められたい」という目標があり、それを実現するために「ただ勝つだけじゃなく、KOなのか激闘なのかは分からないけど、自分の最高のパフォーマンスを発揮してエキサイティングな試合がしたい」と意気込む。

 現地ではWBA&WBOライト級統一王者ワシル・ロマチェンコ(31=ウクライナ)とアンソニー・クロラ(32=英国)の一戦も観戦する予定。将来的にはロマチェンコとのビッグマッチという夢もある。「今は対戦相手として見てもらえないけど、同じ土俵に立てるまで頑張りたい」。まずはV2戦クリアへ、家族と6週間離れることに「淋しさはある」が、あえて孤独の中に身を置き、戦いの日に備える。

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2019年4月10日のニュース