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田口良一「強さ証明を」再起戦へ実戦練習打ち上げ

[ 2019年3月8日 20:23 ]

梅津トレーナーを相手にミット打ちを行う田口良一(左)
Photo By スポニチ

 今月16日にWBO世界フライ級王者・田中恒成(23=畑中)に挑戦する元WBA&IBF世界ライトフライ級統一王者の田口良一(32=ワタナベ)が8日、都内のジムで実戦練習を打ち上げた。

 この日は中山祐太(勝又)を相手に6ラウンドのスパーリングを実施。1階級下でスピードがあり、手数も多い中山に対し、体を密着させたり、突き放したりと田中対策の一部を垣間見せ、「ちょっと疲れたけど、いい状態で終われました」と汗をぬぐった。

 WBA世界ライトフライ級王座を7度防衛し、IBF同級王座との統一にも成功したが、昨年5月、ヘッキー・ブドラー(南アフリカ)に僅差の判定で敗れて2つのベルトを手放した。それから10カ月、「再起を決めてからは時間が過ぎるのが早かった。楽しくはないけど、充実はしていた」と振り返る。年明けからのスパーリングは150ラウンドに到達するなど、過去の試合前以上にハードな練習を重ねてきた。

 担当トレーナーも替え、原点に戻っての再出発。再起戦でいきなり3階級制覇王者の田中に挑むことになるが、「田中選手に勝てれば、強さを証明できる。それが一番のモチベーションになっている」と意気込んだ。

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2019年3月8日のニュース