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京口紘人、12戦全勝で2階級制覇!スーパー王者を撃破

[ 2018年12月31日 17:47 ]

9回、ヘッキー・ブドラー(左)を攻める京口紘人
Photo By 共同

 ボクシングのWBA世界ライトフライ級タイトルマッチが31日、マカオ・ウィンパレスで行われ、同級1位・京口紘人(25=ワタナベ)がスーパー王者ヘッキー・ブドラー(30=南アフリカ)と対戦。10回終了時点で相手が棄権しTKO勝利となり、2階級制覇を達成した。ジムの先輩である田口良一(32=ワタナベ)からブドラーが奪取したベルトを取り戻す戦いで、見事に敵討ちに成功した。

 序盤は相手の手数が上回ったが、中盤以降は動きが鈍くなった王者を京口のコンビネーションパンチが捉え始めた。7回以降はフック、ボディーと効果的な「左」と右ストレートを見舞う。10回終了時にブドラーが“戦意喪失”。TKO勝利を挙げた。

 今年5月、国際ボクシング連盟(IBF)ミニマム級王座2度目の防衛に成功も、減量によるパフォーマンス低下を痛感して8月に王座返上。1階級上のライトフライ級に転級した。9月のノンタイトル戦をTKO勝ちして臨んだ世界戦。前日計量で「ベストコンディション」とコメントした通り、キレキレのパフォーマンスでブドラーを撃破した。これで京口はプロ12戦全勝となった。

 ◆京口 紘人(きょうぐち・ひろと)1993年(平5)11月27日、大阪府和泉市生まれの25歳。小6時に大阪帝拳ジムでボクシングを始め、辰吉丈一郎の指導を受ける。伯太高―大商大で国体ライトフライ級優勝などアマ66戦52勝(8KO)14敗。16年4月プロデビュー。17年2月、東洋太平洋ミニマム級王者。同年7月、アルグメド(メキシコ)に判定勝ちし、プロ8戦目でIBF世界同級王座獲得。18年5月に2度目の防衛成功後に王座返上。ライトフライへ転級。身長1メートル61.8の右ボクサーファイター。

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