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坂本「慣れないことはするもんじゃない」メンチの借りはパンチで返す

[ 2018年12月31日 05:30 ]

IBF世界フライ級タイトルマッチ   王者モルティ・ムザラネ(南アフリカ)≪12回戦≫同級14位・坂本真宏 ( 2018年12月31日    マカオ・ウィンパレス )

計量を終え、ムザラネとにらみ合う坂本(右)
Photo By スポニチ

 大みそかのトリプル世界戦の前日計量が30日、マカオで行われ、出場6選手全員が1回目でクリアした。IBF世界フライ級王座に挑む大阪市立大の現役大学院生、坂本真宏もリミットから300グラムアンダーの50・5キロでクリアした。

 計量後のステージ中央で立ち合い人から促されると、27年の人生で初めて人をにらんだ。しかし、気迫不足を感じた陣営から「もっとメンチ切れ!」と声が飛ぶと、指示とは逆に口元が緩んだ。「人生初メンチを試みたけど(その後に)“初めてやろ”と聞こえてきて…。道ばたで目が合ったら、すぐ目をそらします。慣れないことはするもんじゃない」。

 にらみ合いで敗れたが、4月のWBOアジア太平洋フライ級王座防衛戦で調整ミスして苦戦した反省を生かし、今回は「長いスパン」で減量し「調子は抜群にいい」と胸を張る。異色ボクサーがメンチの借りをパンチで返す。

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2018年12月31日のニュース