×

井上拓真、兄弟王者へ…目の前のベルトに気持ち高まる「家族の夢をかなえたい」

[ 2018年12月28日 13:45 ]

<ボクシング・トリプル世界戦 会見>拳を合わせる(左から)拳四朗、伊藤雅雪、井上拓真(撮影・吉田 剛)
Photo By スポニチ

 ボクシングのトリプル世界戦(30日、東京・大田区総合体育館)の記者会見が28日、東京・九段のホテルグランドパレスで開かれた。

 WBC世界バンタム級暫定王座決定戦で世界初挑戦する同級5位・井上拓真(23=大橋)は、目の前に置かれたWBCのベルトに「より一層気持ちが高まって試合が楽しみ」とコメント。2年前に一度世界戦が決まりながら右拳のケガで中止となっており、「2年という長い月日があったが、ベテラン選手と戦って経験値も上がった。この大一番でしっかり勝つことが大事。家族の夢をかなえていきたい」と抱負を述べた。小さい頃から兄のWBA世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)と比較されてきたが、「弟の拓真もいるんだぞというところを、全国の皆さんに見せつけていきたい」と意気込んだ。

 一方、同級2位タサーナ・サラパット(25=タイ)は「日本が好きだから日本で世界戦ができるのは幸せ。タイの皆さんも応援してくれている。国民の期待に応えるためにも頑張る」と話した。

 なお、オフィシャルはレフェリーがフランク・ガルサ氏(米国)、ジャッジはパーラ・ロドリゲス、スティーブ・モロー(以上米国)、リム・ジュンバエ(韓国)の3氏が務める。

続きを表示

2018年12月28日のニュース