大学院生ボクサー・坂本　マカオで練習公開「気分高まっている」

ジャージに手製の支援企業ステッカーを貼り、サポートに感謝する坂本
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　大みそかのトリプル世界戦（中国・マカオ）で、ＩＢＦ世界フライ級王者のモルティ・ムザラネ（３６＝南アフリカ）に挑む大阪市立大の現役大学院生、坂本真宏（２７＝六島）が２７日、マカオで練習を公開した。

　２６日に香港経由で現地入り。この日は手違いで練習開始予定の１時間以上前に到着してしまったが、時間を無駄にせず空きスペースで体を動かした。

　割り当てられた練習時間になると、気を取り直してミット打ちなどで汗を流し「実感が出てきた。試合へ向けて気分が高まっている」と意気込んだ。減量も「あと２・５キロなので問題ない」と、計画通りだ。

　陣営は資金集めに苦しんだが、１１月に下旬に９社だったスポンサーが、計１４社にまで増えた。「１人ではここまでで進むことはできなかった」と坂本は感謝。「ボクサーとして、大みそかは特別。最高の年越しにしたい」と力を込めた。