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井上尚弥 ベスト体重から10キロ増の御嶽海から減量法の相談を受ける

[ 2018年12月26日 13:47 ]

「報知プロスポーツ大賞」を受賞したボクシングの井上(右)=撮影・西海健太郎
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 ボクシングのWBA世界バンタム級王者・井上尚弥(25=大橋)が報知プロスポーツ大賞を初受賞し、26日に東京ドームホテルで開かれた表彰式に出席した。プロ野球・広島の大瀬良大地投手や大相撲の小結・御嶽海(出羽海部屋)ら初対面の選手と懇談したが、他競技の選手の興味を引いたのが、1カ月で体重を約9キロ落とす減量について。公称170キロの御嶽海からは「ベスト体重よりも10キロ太っている」と、試合時は53・5キロの井上が減量法について相談を受ける場面もあったという。表彰式では大瀬良が試合3日前から意図的に炭水化物を摂取する「カーボローディング」を導入したと聞き、井上は「うらやましいですね」と苦笑いした。

 次戦は来春、ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)のバンタム級トーナメント準決勝でIBF同級王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)との対戦が決まっている。WBSSで優勝すればWBO同級王座も獲得する見込みで、来年の目標を「統一王者」と記した井上は「誰が一番強いのかを証明しないといけない」とキッパリ。現在はロドリゲス対策として「パンチに対して的確に反応できるようにしている。攻撃よりもディフェンス重視で」練習していると説明した。

 弟の井上拓真(23=大橋)が30日、WBC世界バンタム級暫定王座決定戦(大田区総合体育館)で世界初挑戦する。技術的なアドバイスも送る井上は「自分の試合よりも緊張する。自分と同じ階級でしっかり獲ってもらいたい。兄弟でバンタム級世界王者になるので」とエール。この日23歳の誕生日を迎えた拓真へ「勝ったら時計をプレゼントする。1人ではちょっと出せない金額なので、父(真吾トレーナー)と(大橋秀行)会長の3人で」と特大の“ニンジン”を用意したことも明かした。

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2018年12月26日のニュース