村田諒太　スポーツ界不祥事をバッサリ「いい方の力を使わないと」

＜ＨＥＲＯｓアワード＞レッドカーペットで笑顔を見せる村田諒太（撮影・沢田　明徳）
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　ボクシングの前ＷＢＡ世界ミドル級王者・村田諒太（３２＝帝拳）が１７日、都内で行われた「ＨＥＲＯｓ　ＡＷＡＲＤ　２０１８」に出席した。

　社会貢献に活躍したスポーツ選手や団体を表彰するもので、今年が２回目の開催。昨年からアンバサダーを務める村田は「社会貢献らしいことはしてないと思っていたけど、きょう参加して、少年院を訪問したことを思い出した。来年もそういう活動を続けたいし、勝ってチャンピオンとして行くのと、普通のボクサーが行くのは彼らにとっても違うと思うので、モチベーションになりますね」と、あらためて王座返り咲きを誓った。

　今年のスポーツ界はパワハラや暴力問題などの不祥事が相次いだが、村田は「スポーツをよい方向へ使うというか、いい方の力を使わないと」とバッサリ。現役時代から車いすを寄贈し続けている元阪神の赤星憲広氏（４２）や発展途上国で自立支援を行っている女子マラソンの有森裕子さん（５１）ら引退後もスポーツを通じて社会貢献活動を続けている受賞者に刺激を受けたようで、「セカンドキャリアで、こういう活動があるんだなと思いました」と話した。