×

矢田良太「引いても倒せる」進化の9回TKOで2度目防衛!

[ 2018年12月9日 18:51 ]

ボクシング・日本ウエルター級タイトルマッチ ( 2018年12月9日    エディオンアリーナ大阪第2 )

TKOで防衛し、リング上で「最高!」と勝利の雄叫びをあげる矢田良太
Photo By スポニチ

 王者の矢田良太(29=グリーンツダ)が同級7位の挑戦者、藤中周作(32=金子)に9回2分37秒TKO勝ちし、2度目の防衛に成功した。

 3回に左フックでダウンを奪って主導権を握り、9回にも強烈なパンチでぐらつかせてラッシュし、レフェリーが試合を止めた。

 進化を見せた。3回に奪ったダウンは、下がりながら相手を呼び込んで右左のワンツーがクリーンヒット。「引いても倒せるようにと、やってきた。それができた」と、練習の成果を口にした。

 本石昌也会長は、「もっと早く倒せたかもしれないが、長いラウンドをやらせたかったのと、リスクがあったので。危険を犯さず、しっかり倒そうということ」と、落ち着いた試合運びに及第点をつけた。

 元高校球児。鹿児島・樟南高で甲子園を目指していた名残で、右ストレートは白球を思い切り投げるように大きなモーションで踏み込むことがある。この試合でも、この“豪球パンチ”をたびたび披露。決定打にはならないが、変則的な動きもあって「これはこれで魅力」と同会長も特徴として認める。

 “なにわのタームネーター”のニックネームに恥じない18勝15KO(4敗)としたハードパンチャーは「ぼくはKOが最低条件」と、さらにKOを重ねていくことを誓った。

続きを表示

2018年12月9日のニュース