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村田 覚悟の決断「納得の負けなんてない。最後は自分が満足できれば」

[ 2018年12月5日 05:30 ]

プロボクシング 村田諒太が現役続行を宣言 ( 2018年12月4日 )

大勢の報道陣に囲まれ、質問に答える村田(撮影・郡司 修)
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 【村田に聞く】

 ――ブラント戦で学んだことは。

 「一撃がなかった。起死回生する一発もなかったし、前に出てチョロチョロとしたパンチを打ってるだけで距離も悪かった」

 ――戦い方のスタイルは変えるのか。

 「ベースは変える必要はない。ただ、あんなに(中へ)入り過ぎる必要はないし、入る前にパンチを打たなきゃいけない。前へ前への気持ちが強くて、その結果いい距離で強いパンチが打てないという悪循環だった」

 ――いつ頃から練習を再開した。

 「ボクシングはできなかったけど、ジムで走ったり筋トレをしたり。内山先輩(高志=元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者)が新しいジムを出したから、こっそり忍び込んだりとか」

 ――本田会長から今後について説明は。

 「全然(ない)ですけど、流れに沿ってですね。世界戦を組めなかったら普通の試合をやっていけばいい。でも、それ相応のヤツとやってみたい」

 ――モチベーションが上がる道を選ぶ。

 「流れが来たら風に乗れる準備を今はしておく。負けて分かったのは納得して負けることなんかないということ。実力を出して負けた、なんてない」

 ――それだと勝った時しか辞められない。

 「でも、長谷川(穂積)さんとか山中(慎介)さんの最後を見ていると最後は自分との勝負と思う。他人を満足させてもいつか忘れられるけど、自分への感情は永遠に続く。最後は自分が満足できることを大事にしたい」

 ――今後はしばらくジムワークを続ける。

 「そうですね。ちょっとデブなんで。今は81キロぐらい。人生最重量かもしれない」

 ――年末年始はゆっくりしたい?

 「冬休みを1週間ぐらいもらって、家族との時間に充てたい。試合が4、5月以降ならば少しは休ませてもらってもいいかな」

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