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再起戦の小国以載 計量一発クリア「ただただ勝ちに行く」

[ 2018年11月30日 14:48 ]

1年3カ月ぶりの再起戦へ前日計量を一発クリアし、笑顔の小国
Photo By スポニチ

 ボクシングの元IBF世界スーパーバンタム級王者・小国以載(30=角海老宝石)が1日、東京・後楽園ホールで1年3カ月ぶりの再起戦に臨む。30日は日本ボクシングコミッション(JBC)事務局で前日計量が行われ、リミットの55.3キロ、対戦相手のアレガ・ユニアン(30=インドネシア)は900グラムアンダーの54.4キロでともに一発でクリアした。

 昨年9月の初防衛戦で岩佐亮佑(28=セレス)に6回TKO負けして王座から陥落し、1度は引退を表明したが、今年1月末に以前から痛めていた右手首を手術。完治する見込みが立ったため、再起を決意した。

 その岩佐戦以来の減量は「最初は思ったより体重が落ちなくて焦った」と言うものの、通常より半月ほど早くスタートしていたため、きっちりクリア。右手首の不安は解消されたが、「右に頼り過ぎて左がコントロールできなかったり、バランスが崩れた」と新たな課題も見つかった。

 「右のアッパーやフックを使えるようになったのは良かったんですけど、以前は左を打ったら、すぐに動いていたのに、右を打った後に止まってしまってリターンもらったり…。そこの修正ができていない」

 現在は主要4団体の世界ランキングから外れているが、再度のランク入り、そして世界戦線への復帰を目指す。その重要な試金石となる一戦。小国は「まずは長いラウンドをやりたい。そして次の試合につながるような、いい内容で勝てれば。一発で倒せるようなパンチはないので、ちょこちょこ当てて、ただただ勝ちに行く」と意気込んでいた。

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2018年11月30日のニュース