×

内山高志氏がジム設立 元世界王者も「経営はまだ4回戦」

[ 2018年11月25日 15:20 ]

新ジム「フィットネス&ボクシングKODLAB」をオープンさせる元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者・内山高志氏(後列左から4人目)をワタナベジム所属の渡辺均会長(同5人目)や元同僚らが祝福
Photo By スポニチ

 ボクシングの元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者・内山高志氏(39)が25日、東京・新宿区四谷三丁目にオープンする新ジム「フィットネス&ボクシングKODLAB」をお披露目した。新ジムは27日にプレオープン、12月1日に正式オープンする。

 内山氏はアマチュアで輝かしい実績を残し、05年7月にプロデビュー。10年1月にWBA世界同級王座を奪取すると、日本歴代3位となる11度の防衛を果たし、14年にはスーパー王座にも認定された。16年に4月にジェスレル・コラレス(パナマ)に敗れて王座陥落、同年12月の再戦でも敗れ、翌17年7月に引退を表明した。

 引退後に「自分が自由に動ける場所がほしいと思った」とジム設立を思い立った理由を説明。1年前から物件を探し、ようやく7月に現在の物件が見つかり、9月から準備を進めてきたという。「ボクシングを知らない人も誰でも気軽に来れて、運動する楽しさを味わえる場所になれば」とPR。スタッフには内山氏の現役時代のトレーナーや元ボクサーをそろえ、ボクシングで培った方法でダイエットやシェイプアップなどを指導。内山氏本人も週5日程度は指導するという。

 ジム名の「KOD」は現役時代の内山氏の異名「ノックアウト・ダイナマイト」の略で、研究所という意味のLABと名付けた。現時点ではプロ選手の育成は考えておらず、「将来的に育てたいと思ったら別の場所でやりたい」と話した。ただ、「ボクシングを通じて子供たちに礼儀作法を教え、強い心と強い体を」の思いはあり、キッズ対象のコースも設ける。

 この日は古巣ワタナベジムの渡辺均会長をはじめ、先日引退を発表した元WBA世界スーパーフライ級王者河野公平氏や現役の前WBA&IBF世界ライトフライ級統一王者・田口良一、前IBF世界ミニマム級王者京口紘人らも祝福に駆け付けた。内山氏は「ボクシングでは世界チャンピオンになれたけど、経営はまだ4回戦。まずは“丁内チャンピオン”を目指します」とあいさつ。佐々木修平トレーナーを相手にミット打ちのデモンストレーションで元世界王者の新ジムをPRしていた。

続きを表示

この記事のフォト

2018年11月25日のニュース