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河野公平 現役引退を発表 プロデビューした同じ日に会見「運命を感じた」

[ 2018年11月22日 15:30 ]

ジムで引退会見を開いた元WBA世界スーパーフライ級王者・河野公平(撮影・中出 健太郎) 
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 ボクシングの元WBA世界スーパーフライ級王者・河野公平(37=ワタナベ)が22日、東京・五反田のワタナベジムで会見し、現役引退を発表した。

 20歳の誕生日前日だった2000年11月22日にプロデビュー。18年後の同じ日の会見に「運命を感じた」といい、「燃え尽きたと思えるまでボクシングができて幸せでした」と振り返った。

 今年5月、ジェイソン・モロニー(オーストラリア)戦で左目上をカットし、6回終了TKO負け。「負けた瞬間に終わりだと思った。ただ、少しすると、またボクシングをやりたくなるので…今回は燃え尽きたというか、時間が過ぎても燃え上がってこなかった」と引退を決意した理由を説明した。

 プロデビュー戦で黒星を喫した河野だが、07年2月に日本スーパーフライ級王座、同年10月にはOPBF東洋太平洋同級王座を獲得し、12年12月に3度目の挑戦で念願の世界王者となった。13年5月に陥落も14年3月に返り咲きを果たし、その後は2度の防衛に成功した。16年8月に王座陥落、同年12月にはWBO世界スーパーフライ級王者だった井上尚弥(大橋)に挑戦し、6回TKO負けしている。

 ワタナベジムの渡辺均会長は「努力で世界チャンピオンになった選手。私としても思い入れのある選手だった」と話した。来年1月12日、東京・後楽園ホールで引退式を予定している。

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2018年11月22日のニュース