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宮尾1125日ぶり女王 大ケガ乗り越えた「素直にうれしい」

[ 2018年11月21日 05:30 ]

WBA世界女子アトム級暫定王座決定10回戦   ○同級3位・宮尾綾香 判定 同級8位・池山直● ( 2018年11月20日    後楽園ホール )

2R、左ストレートを放つ宮尾(左)=撮影・木村 揚輔
Photo By スポニチ

 宮尾が右膝前十字じん帯断裂の大ケガを乗り越え、1125日ぶりに女王に返り咲いた。1回にダウンを奪うと、アウトボクシングと接近戦を巧みに使い分け3―0の判定勝ち。「素直にうれしい。でも、仮(暫定)のベルトなので、正規王者を倒して真の王者になりたい」と新たな目標を掲げた。

 15年10月、WBC王者だった小関桃(青木)との統一戦に敗れてWBA王座から陥落。16年12月には6回にスリップダウンした際に右膝を負傷して池山にTKO負け。ボクシング人生の危機に立たされた。そんな過去と決別する勝利。「自分の中でふに落ちなかった部分が解消できた。ここからがスタート」。完全復活した宮尾は新たな一歩を踏み出すことを誓った。

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