×

大保、初防衛花道にユース卒業 次は「さらに上」日本王座目指す

[ 2018年11月19日 21:50 ]

<日本ユース・ライトフライ級タイトルマッチ>7回TKO勝利で初防衛に成功した大保
Photo By スポニチ

 プロボクシングの日本ユース・ライトフライ級タイトルマッチ8回戦は19日、東京・後楽園ホールで行われ、王者・大保龍斗(24=横浜さくら)が挑戦者の中山祐太(22=勝又)に7回12秒、TKO勝ちし、初防衛に成功した。

 大保は序盤からスピードと手数で圧倒。5連勝中で勢いのある挑戦者の反撃に苦しむ場面もあったが、パンチの正確さでも上回り、5回に強烈な右ストレートでダウンを奪うと、7回の立ち上がりからの猛攻に相手陣営がタオルを投入。その直前にレフェリーが試合を止めてTKO勝利となった。

 「安心しました。勝つか負けるかではなく、どう勝つか?内容にこだわっていたので。100%ではないけど、結果KOで次につながったと思います」

 本来は8月に地元・沖縄で初防衛戦が予定されていた。残年ながら試合は中止となってしまったが、前IBF世界ミニマム級王者・京口紘人(24=ワタナベ)と2ラウンドの公開スパーを行い、“世界との違い”を学ぶことができた。「パンチのダメージがすごかった。それと目で圧倒してくるんです。その“目のプレッシャー”を使ってみました」と、貴重な経験で得たことを、この日の試合に生かしたことを明かした。

 ユース王者には年齢制限があるため、今回で王座を返上、次は日本王者が目標となる。大保は「チャンピオンのままユースを卒業するという第一目標をクリアできたので、さらに上を目指したい。挑戦できるなら大阪でもどこでも行きます」と力強く言い切った。

続きを表示

2018年11月19日のニュース