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金平会長 亀田和毅VS井上尚弥に言及「正直、やってみないと分からない」

[ 2018年11月13日 14:10 ]

一夜明け会見で2階級のベルトを肩にポーズする亀田和毅 (撮影・白鳥 佳樹)
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 ボクシング亀田3兄弟の三男・和毅(27=協栄)がWBC世界スーパーバンタム級暫定王座獲得から一夜明けた13日、東京・新宿の協栄ジムで会見を開いた。協栄ジムの金平桂一郎会長は和毅の今後については未定としながらも、将来のスーパーバンタム級転向が予想されるWBA世界バンタム級王者・井上尚弥(25=大橋)との対戦について言及。「(和毅は)“井上にはかなわない”と思っている人が多いと思うけど、正直、やってみないと分からない」と期待感を口にした。

 和毅と井上の対戦については、12日のアビゲイル・メディナ(スペイン)戦の前に、父・史郎氏がインターネットテレビの番組で「必ず和毅は井上選手に勝つよ」とコメント。実際に和毅がスーパーバンタム級王座を獲得したため、井上が階級を上げればターゲットの1つになる。報道陣から対戦の可能性を問われた金平会長は「(井上が)いつどう上がってくるのか。そうなる(対戦)までにお互いがそういう立場でないといけない。井上君は今はトーナメント(WBSS)をやっている。クリア(優勝)すると思うけど、その先の話になる。タイミングもある」と慎重だったが、「井上君が強いのは分かっているが、相手が変われば分からない。仮に決まれば対策もするし、それなりのトレーニングもする」と勝負は分からないとの見方を示した。

 暫定王者となった和毅は本来、負傷中のWBC世界スーパーバンタム級王者レイ・バルガス(メキシコ)との王座統一戦が優先される。金平会長は「いずれはWBCから統一戦をしろと言ってくる。統一戦なら日本でやらせたい」と話したが、復帰間近とされるバルガスはWBA同級王者ダニエル・ローマン(米国)と統一戦へ進む可能性もあり、動向が不透明だ。和毅は他団体王者との統一戦にも前向きな姿勢を示したが、金平会長は「統一戦はもう少し(先)。今は休んで、またコツコツとやればいい。ゆっくり休んで、新しい青写真を描ければ」と新王者をねぎらった。

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