×

12・30トリプル世界戦決定!井上拓真“兄弟王者”なるか 伊藤雅雪&拳四朗は防衛戦

[ 2018年11月7日 13:00 ]

12月30日にトリプル戦を行う(右から)井上拓真、伊藤雅雪、拳四朗(撮影・中出 健太郎)
Photo By スポニチ

 ボクシングの帝拳ジムは7日、東京・九段のホテルグランドパレスで会見を開き、12月30日に大田区総合体育館でトリプル世界戦を開催すると発表した。WBO世界スーパーフェザー級王者・伊藤雅雪(27=伴流)が同級1位イフゲニー・シュプラコフ(28=ロシア)と初防衛戦を行うほか、WBC世界ライトフライ級王者・拳四朗(26=BMB)が同級8位サウル・フアレス(27=メキシコ)相手の5度目の防衛戦、“”WBC世界バンタム級暫定王座決定戦で同級4位・井上拓真(22=大橋)が同級2位ペッチ・CPフレッシュマート(24=タイ)と対戦する。

 伊藤は7月28日に米フロリダ州で行われた王座決定戦でクリストファー・ディアス(プエルトリコ)に大差の判定勝ちを収め、WBO世界スーパーフェザー級王者となったニュースター。米国での世界王座獲得は日本人37年ぶりの快挙で、今回は指名挑戦者を迎えて凱旋防衛戦となる。また、現役日本人世界王者最多の4度の防衛に成功している拳四朗は5月にガニガン・ロペス(メキシコ)、10月にミラン・メリンド(フィリピン)をいずれもKOで破っており、今年3度目の防衛戦でもKO防衛を目指す。

 3階級制覇のWBA世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)の弟で、プロ12戦全勝(3KO)の拓真は世界初挑戦。16年12月に当時のWBO世界バンタム級王者マーロン・タパレス(フィリピン)への挑戦が決まったものの右拳の負傷で中止となっており、丸2年を懸けて世界戦実現へこぎつけた。WBC世界バンタム級王座は同級1位ノルディ・ウーバーリ(フランス)と同級3位ラウシー・ウォーレン(米国)による王座決定戦の開催が決まらず、WBCは年内に試合が実現しない場合は井上―ペッチを暫定王座決定戦から王座決定戦に“格上げ”する見込みだ。兄弟世界王者となれば亀田3兄弟に次いで国内では2例目となる。

続きを表示

この記事のフォト

2018年11月7日のニュース