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“天才”天心 メイウェザーKO宣言「この拳で世界を変えます」

[ 2018年11月6日 05:30 ]

RIZIN.14   那須川天心―フロイド・メイウェザーJr.(米国) ( 2018年12月31日    さいたまスーパーアリーナ )

メイウェザーの前でポーズをとる那須川(中)(撮影・西海健太郎)
Photo By スポニチ

 ボクシング界のレジェンドとの対戦が決まった那須川は「飛び飛び飛び飛び飛び級みたいな世界進出。名前を売るチャンス」と歓迎した。キックボクシングで27勝20KO無敗。総合格闘技やミックスルールでも無敗を守り続け、国内ではカリスマ的存在になりつつあるが、世界的な知名度はまだまだ。オファーが届いた時には「ビックリした」と言うが「ここで断ったら一生戦えない相手。やるしかないでしょ」と即決したという。

 対面したメイウェザーの印象を問われ「身長以上に大きく感じたし、オーラを感じた。でもパンチは当たりそうだなと思いました」と回答。これを聞いたメイウェザーが大笑いすると、一瞬、ムッとした表情を浮かべた。「ナメられているのは分かっていますよ。でも、自分としては気負わずやれる。ルールも体重も関係ない」と強気。会見直後にはインスタグラムを更新し「メイウェザーをKOします。僕は自分のこの拳で世界を変えます」と宣言した。

 ◆那須川 天心(なすかわ・てんしん)1998年(平10)8月18日生まれ、千葉県出身の20歳。5歳から極真空手を始め、小5でジュニア世界大会優勝。小6でキックボクシングに転向、アマで輝かしい実績を残して14年7月プロデビュー。15年5月にはプロ6戦目、史上最年少の16歳でRISEバンタム級王座を獲得した。1メートル65、58キロ。

 ≪対戦ルールは「ボクシングではない」≫対戦ルールについて榊原実行委員長は「ボクシングではない」と断言。「スペシャル・スタンディング・バウトになる」とし、キックの可否など詳細は「これから詰めていく」と説明した。体重については、メイウェザーが最後に王者を獲得したスーパーウエルター級のリミットは69・8キロ。公称58キロの那須川とは10キロ以上の差だが、「フロイドは落としても145ポンド(約64キロ)ぐらい。那須川が少し増やせば、5キロ以内の差になる。グローブでハンデをつけることも考えている」とも話した。

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2018年11月6日のニュース