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亀田和毅「パワーついた実感ある」 多田トレーナー指導で肉体強化

[ 2018年11月1日 17:23 ]

<亀田和毅公開練習>仕上がったボディーを披露する和毅(中)。左は兄・興毅、右は多田トレーナー(撮影・森沢裕)
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 ボクシングの元WBO世界バンタム級王者で、亀田3兄弟の三男・亀田和毅(27=協栄)が1日、東京・新宿のトレーニング施設で練習を公開した。WBC世界スーパーバンタム級2位の和毅は12日に同級1位アビゲイル・メディナ(30=スペイン)との同級暫定王座決定戦を行う。

 試合まであと11日。この日、和毅が公開したのは異例のフィジカルトレーニング。プロ野球日本ハムでコンディショニングを担当し、ダルビッシュや新庄らを指導した経験もある多田久剛トレーナーの指導の下、体幹や瞬発力を高めるトレーニングを披露した。

 「全然違いますね。やってるうちに体が変わってきたのが分かるし、スパーリングの中でもパワーがついた実感はあります。始めてかあら3カ月なので、これからもっとやれば確実にレベルが上がると思います」と和毅は手応えを口にした。

 多田氏は長男の興毅氏が1日限りの現役復帰を果たす際に5カ月間、指導を受けたトレーナー。自らが「モルモットになって」成果を実感した上で和毅に勧めたという。

 スピードやテクニックに定評がある和毅にとって最大の課題はパワー。バンタム級時代は減量もあり、筋トレなどは自粛してきたが、スーパーバンタム級に階級を上げたことで解禁。目指したのは単純な筋力アップではなく、スピードをいかに力に変えるかという点で、“連動”をテーマに週2回、動きを確認しながら下半身や腹筋などを強化。筋肉量は増やさず、足から上半身、拳へ力を伝えるためのトレーニングを積んできたという。

 その結果、3カ月前と比べてスクワット、ベンチプレスともに20キロ重い重量を挙げられるようになったという。一方で「代謝も良くなって減量も順調」(和毅)という。スパーリングも100ラウンド以上消化。メディア対策は万全で「決まった時からトレーナーと対策は練っている。作戦もバッチリ。そのままやれば大丈夫」と自信満々に言い切った。

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