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日向野知恵、4度目のタイトル戦「今度こそ」 成田佑美「ベルト獲って帰る」

[ 2018年10月30日 15:04 ]

<日本女子ミニマム級王座決定戦>前日計量を一発でパスした成田佑美(左)と日向野知恵
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 ボクシングの日本女子ミニマム級王座決定戦(31日、後楽園ホール)の前日計量が30日、東京・文京区の日本ボクシングコミッション(JBC)事務局で行われ、同級1位の日向野知恵(34=スパイダー根本)はリミットの47.6キロを200グラム下回る47.4キロ、同級2位の成田佑美(29=姫路木下)は100グラムアンダーの47.5キロでともに一発パスした。

 矢吹純(協栄)がケガのために返上した王座を争う一戦。世界挑戦の経験もある日向野にとっては4度目のタイトル戦で「今までは勝つ、勝つと言いながら負けてしまったけど、今度こそベルトを獲りたい」と意気込む。過去に強豪に敗れた教経験を糧に、広告代理店に勤務しながら朝10キロのロードワーク、仕事後に2時間のジムワークを続け、レベルアップに努めてきた。「技術的なことはともかく気持ちの部分では去年より強くなっている」と自信を持って大一番に臨む。

 一方、タイトル初挑戦で後楽園ホールの試合も初めてとなる成田は「ボクシングの聖地と言われる場所で試合ができるのはうれしい。キャリアは相手が上なので挑戦者のつもりで全力でぶつかり、ベルトを獲って帰りたい」と誓った。ボクシングを初めて4年。最初は「習い事の一つ」のボクササイズだったが、スパーリング大会に参加したことをきっかけに本格的にボクサーの道を歩み始めた。現在は整形外科でリハビリ補助の仕事をしながら練習に励んでいる。「リーチを生かして距離を取り、足を使って戦えたら」と勝利への青写真を描いていた。

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2018年10月30日のニュース