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尚弥 準決勝相手に“先制口撃”判定勝ちロドリゲスは「期待に到達してなかった」

[ 2018年10月22日 05:30 ]

WBSSバンタム級トーナメント1回戦&IBF世界バンタム級タイトルマッチ   ○王者エマヌエル・ロドリゲス 2―1 同級3位ジェイソン・モロニー● ( 2018年10月20日    米フロリダ州 )

試合後、リング上でにらみ合う井上(左)とロドリゲス
Photo By 提供写真

 すでに準決勝進出を決めているWBA世界バンタム級王者・井上尚弥(25=大橋)は、大橋秀行会長とともにリングサイドで観戦した。試合後にはリング上でロドリゲスと対峙(たいじ)し、「今日の勝利におめでとうと言いたい」と祝福。「準決勝で戦えることにワクワクしている」と心境を語った。

 ただ、2―1の判定にもつれた試合内容については「自分が期待していたファイトには到達していなかったというのが率直な感想」とバッサリ。大橋会長が「前半に見せた右のカウンター、カウンターの左フックは怖い印象が残った」と警戒感を強める中、「それも含めて対策は十分練れますよ」と敵情視察の成果を強調した。

 来春に予定される準決勝は無敗の王者同士の対戦で井上にとっては念願の2団体統一戦となり、この日、更新したインスタグラムにも「いよいよ待ち望んだ統一戦が叶(かな)う時が来た」と喜びをつづった。プロ16戦目で3階級制覇を達成した“モンスター”が4本目のベルトに照準を定めた。

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2018年10月22日のニュース