ブラント　パンチ圧倒１２６２発！村田撃破「人生最高の瞬間」

ＷＢＡ世界ミドル級タイトルマッチ   ●王者・村田諒太　判定０―３　同級３位ロブ・ブラント○ （ 2018年10月20日    米ラスベガス・パークシアター ）

村田からベルトを奪い喜ぶブラント（中央）（撮影・田中哲也通信員）
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　五輪や世界選手権出場経験がない元アマ全米王者ブラントが、五輪金メダリストを破った。試合前は村田のビッグマッチの可能性に話題が集中し「失礼だと思うよ」と不満を口にしていたが、４カ月前から指導を受ける元世界ライトヘビー級王者ムスタファ氏の「とにかく動き回れ」の指示を実行。１２６２発もパンチを出したことを指摘され、「そんなに出すなんて思ってもみなかった。勝つことだけを考えていた。人生最高の瞬間だ」と満面に笑みを浮かべた。

　試合中、笑みを浮かべながら殴ってくる村田については「白いマウスピースに飛び散った血が付いて、ダメージを与えられていると分かった」と驚かなかったという。村田と再戦の可能性については「やってもいいけど、少しは余韻に浸らせてよ」とおどけた。