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3階級王者ロマチェンコ「練習は再開している」12月にペドラザと統一戦

[ 2018年10月21日 09:23 ]

村田―ブラント戦の興行を訪れたロマチェンコ(撮影・中出 健太郎)
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 ボクシングのパウンド・フォー・パウンド(PFP、全階級を通じての最強ランキング)1位に君臨する3階級制覇王者ワシル・ロマチェンコ(30=ウクライナ)が20日、米ネバダ州ラスベガスで開催されたWBA世界ミドル級タイトルマッチ、王者・村田諒太(帝拳)―ロブ・ブラント(米国)の興行を訪れ、取材に応じた。

 ロマチェンコは5月にホルヘ・リナレス(ベネズエラ、帝拳)に初のダウンを喫したものの、逆転の10回TKO勝ちを収めてWBA世界ライト級王座を獲得。世界最速となるプロ12戦目で3階級制覇を達成した。その試合で負傷した右肩の手術を受け、8月に予定していた試合は中止。だが、「もう練習は再開している」と12月に米ニューヨークで予定するWBO同級王者ホセ・ペドラザ(プエルトリコ)との統一戦に向かうという。リナレスはロマチェンコとの再戦を希望しているが、「問題ない」と応じる考えを示した。

 9月に田中恒成(畑中)がWBO世界フライ級王座を獲得し、ロマチェンコと同じ12戦で3階級制覇を達成。話題については「知っているよ」と話したが、「でも、彼は僕の記録をリピートしただけだろ?ハッピーじゃないんじゃないかな」と笑い飛ばした。また、自身が保持していたWBO世界スーパーフェザー級王座を7月に獲得した伊藤雅雪(伴流)については「知らないな」と首をかしげ、伊藤が将来の対戦を希望していると問われると、「彼が(ランキング)1位になったらね」と余裕の受け答えだった。

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2018年10月21日のニュース