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村田KOできる!元3階級Vリナレスが断言「7、8回には」

[ 2018年10月19日 05:30 ]

WBA世界ミドル級タイトルマッチ   王者・村田諒太≪12回戦≫同級3位ロブ・ブラント(米国) ( 2018年10月20日    米ラスベガス・パークシアター )

過去の名勝負のポスターが貼られたジムで体を動かす村田諒太(撮影・中出 健太郎)
Photo By スポニチ

 2度目の防衛戦に臨む王者・村田と挑戦者ブラントが17日、ラスベガス市内で公開練習を行った。村田のジムメートで現地練習用に同市内のプライベートジムを提供した元3階級制覇王者ホルヘ・リナレス(33=ベネズエラ、帝拳)は足を使う相手に前半は前のめりになるのを避けるようアドバイス。中盤からプレッシャーをかけていけば7、8回にはKOできると予告した。

 公開練習が行われたトップランクジムに村田が入るのと、先に練習していたブラントが引き揚げるのは同時だった。“ニアミス”で挑戦者と目を合わせた村田は「僕よりサイズは小さい。肩幅も思ったよりなかった」と印象を語り、メディア向けにシャドーボクシングだけ披露。デビュー前に合宿を行った同ジムを世界王者として訪れるのは初めてで、「ラスベガスのリングでメインを張るという、夢に描いていた一つを実現できてうれしい」と感慨にふけった。

 現地入り後はリナレスが自宅に新設したジムで調整してきた。乾燥して汗をかきにくいため、暖房をつけて村田を迎えてくれたジムメートに「男でもほれる気の利く男」と感謝し、「計量が明日(18日)でも落とせる」と減量に自信を示した。5月に3階級制覇王者ロマチェンコ(ウクライナ)と激闘を演じるなどビッグマッチを経験してきたリナレスは「今までとモチベーションが違う」と村田の変化を指摘。「ガードと右ストレートの選手だったのに、左のジャブが凄く速くなった。バックステップも凄くいい」と技術面の成長にも感心した。

 リナレスはアウトボクサーのブラントが、村田のパンチ力を警戒して足を使う戦い方をしてくると予想。前のめりになり過ぎると多彩な左を浴びるため、「5回までは様子を見て、7回からプレッシャーをかけていけばいい」と分析し、村田にもアドバイスしたことを明かした。もっとも、距離が詰まってプレッシャーがかかれば決着は早いとし、「7、8回にはKOできる」と断言。村田が勝てば、ラスベガスで過去3戦全勝のリナレスに肩を並べることになる。

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