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ロンドン銅メダルの清水、五輪除外阻止へ「できることを日本全体で」

[ 2018年10月12日 16:22 ]

上原拓哉とのV4戦が決まった清水聡(撮影・中出 健太郎)
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 2020年東京五輪でボクシングが実施競技から除外される可能性がある問題について、12年ロンドン五輪バンタム級銅メダリストの清水聡(32=大橋)が「東京五輪を目指して出たがっている選手がいるので、もしなくなったら残念と思う」と話した。

 現東洋太平洋フェザー級王者の清水は12日、横浜市内のジムで12月3日に4度目の防衛戦を行うと発表。五輪除外問題について問われると、「これがロンドンの前だったら今の僕はいない。古代オリンピックからやってきた競技なので、なくなるのはどうなのか。レスリングがなくなるのと同じではないか」と懸念を示し、「なくならないように、できることを日本全体でやっていかない。僕もやれることがあればやっていきたい」と力になることを約束した。

 IOC(国際オリンピック委員会)は、ガバナンス(組織統治)問題を抱える国際ボクシング協会(AIBA)に対し、今月の理事会で“最後通告”を出したばかり。11月のAIBA会長選(モスクワ)の結果次第では、12月の理事会(東京)で五輪競技からの除外という厳しい措置を取る方針を示した。AIBAは米財務省などから麻薬売買など組織犯罪との関係が疑われるガフル・ラヒモフ会長代行(ウズベキスタン)だけが次期会長選に立候補したと発表。しかし、対抗馬とされるセリク・コナクバエフ副会長(カザフスタン)は候補者リストから除外されたとして、スポーツ仲裁裁判所(CAS)へ不服申し立てを行い、受理されている。

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2018年10月12日のニュース