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清水聡 12・3V4戦で上原と無敗対決「世界へつなげたい」

[ 2018年10月12日 15:54 ]

12月3日のV4戦を発表した清水聡(中)。右は大橋秀行会長、左は松本好二トレーナー(撮影・中出 健太郎)
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 ボクシングの大橋ジムは12日、横浜市内で会見を開き、東洋太平洋フェザー級王者の清水聡(32=大橋)が12月3日、東京・後楽園ホールで、同級5位の上原拓哉(22=アポロ)を相手に4度目の防衛戦を行うと発表した。2012年ロンドン五輪バンタム級銅メダリストの清水は7戦全勝(7KO)、元WBCユース・フェザー級王者の上原は16戦全勝(10KO)の無敗対決となる。

 清水は7日のワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)1回戦で衝撃の70秒KO勝ちを収めたジムの同僚、WBA世界バンタム級王者・井上尚弥(25)を引き合いに「この間、尚弥が素晴らしい試合を見せてくれた。またジムの勢いが増したと思う。僕もここでいい勝ち方をして世界へつなげたい」と抱負を述べた。最近は風邪気味というが、階段ダッシュや大阪へ出向いてのフィジカル・体幹トレーニングで下半身を強化しており、「左のパンチの切れが増してきた。もの凄くいい状態」という。

 上原については「全体的に安定した選手」と評しながらも、「まだメダリストとはやったことがないので楽しみにしているんじゃないか」と余裕の受け答え。井上のような1回KOを狙うかと問われると「狙い過ぎも良くないので、狙わずにやりたい…結果的には狙うんだろうけど」と苦笑し、「どこかでKOを狙います」と話した。

 大橋ジムの大橋秀行会長は「清水は試合を重ねるごとにグングン良くなっている。(元3階級制覇王者)八重樫(東)と一緒に、ジムで一番練習をやっている」と評価。試合での課題として「打たせないで倒す。それだけ」と語り、「この選手を倒せば次に世界へ行けると思う。大事な試合。絶対に勝てる状態にして世界へ送り出したい」と来年の世界挑戦へ向けた前哨戦と位置づけた。

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2018年10月12日のニュース