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東日本新人王決勝戦 フライ級に出場の太田「廃校の危機にある母校のPRを」

[ 2018年10月10日 16:23 ]

「母校PRのために優勝を」と意気込む太田憲人(右から2人目)と対戦相手の荒川竜平(左から2人目)
Photo By スポニチ

 プロボクシングの東日本新人王決勝戦(11月4日、後楽園ホール)の発表会見が10日、東京・水道橋の後楽園飯店で行われ、12階級24選手が一堂に勢ぞろいした。

 フライ級に出場する太田憲人(29=ワタナベ)は「優勝して廃校の危機にある母校のPRをしたい」と意気込んだ。

 太田は一度、都内の高校に入学したが「ちょっとヤンチャをして」10月で退学。その後、再入学したのが北海道にある北星学園余市高だった。そこでの出会いが太田の人生を大きく変えた。卒業後は明治学院大に進学、そこでボクシングを始めた。「あの学校がなかったらに今の自分もあるかどうか分からない」。その母校は現在、生徒数の減少が続き、一学年の生徒が70人を下回った場合には翌年から募集停止という。そんな状況にある母校に恩返ししようと、トランクスのベルトラインに母校の名前を入れるなどPR活動に励んできた太田にとって最大のアピールチャンスとなる決勝。絶対に負ける訳にはいかない。

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2018年10月10日のニュース