松岡輝、新の双子ボクサー 同日戴冠へ気合「2人でベルトを獲ってこそ意味がある」
ツインズ・ボクサーが同日戴冠を狙う。12月2日に行われるダブル日本ユース王座決定戦(兵庫・三田ホテル)に臨む松岡輝、新(ともに23=大成)兄弟が2日、兵庫・三田市内の所属ジムで会見した。
メーンで大里登(大鵬)とのフェザー級ユース王座決定戦に出場する兄の輝(ひかる)は、兄弟が同じ日にタイトルをかけたリングに立つことに「少し思い描いていたけど、現実になった。負けられない」と意気込む。
セミで太田輝(五代)とのフライ級ユース王座決定に登場する弟、新(あらた)は「兄貴がいたからここまで、乗り越えられた。2人でベルトを獲ってこそ意味がある」。一足先にユースタイトルを奪取して、兄に流れを引き継ぐつもりだ。
小5で同時に入門した2人。二卵性双生児のため「兄弟に見えない」と言われることもしばしばだ。ボクシングを始めたころは兄弟ゲンカも「じゃあ、グローブつけろ」と結局はスパーリング状態。丸元会長は「お互いに切磋琢磨(せっさたくま)してここまできた。チャンスをものにしてほしい」と、双子で高め合って鍛えた闘争心に期待を寄せた。
当日は、8月の日本ミニマム級タイトルマッチに敗れた加納陸(20)も、ライトフライ級に階級を上げて再起戦を行う。
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