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村田 王者の薬物疑惑に失望「モチベーションを一番下げる」

[ 2018年10月2日 05:30 ]

森川ジョージ氏が描いた応援イラスト入りのタオルを手にする村田(撮影・高橋 雄二)
Photo By スポニチ

 2度目の防衛戦に臨むボクシングのWBA世界ミドル級王者・村田諒太(32=帝拳)が、同じミドル級世界王者の薬物疑惑に怒りを示した。都内で試合前最長の9ラウンドのスパーリングを消化後、8月下旬の検査で興奮剤オキシロフリンが検出されたWBO王者サンダース(英国)について「こういうニュースがモチベーションを一番下げる。残念で失望している」と顔をゆがめた。

 かつて村田の標的だったサンダースは20日に米ボストンで予定する防衛戦の中止と王座剥奪の可能性がある。ミドル級ではWBAスーパー&WBC王者サウル・“カネロ”・アルバレス(メキシコ)も2月に禁止薬物が検出され、6カ月の資格停止処分で復帰。村田は「みんなやっているのではと思われてしまう。クリーンにしている我々がばかを見る」と吐き捨て、「半年は処分が甘すぎる。2年は出場停止にしないと」と厳罰を希望した。

 ○…ボクシング漫画「はじめの一歩」の作者・森川ジョージ氏が描いた村田のイラスト入りコラボタオルが完成し、プレゼントされた。DAZNのキャンペーンの一環で村田は「格好良くなりすぎ。これで僕も一歩の世界の仲間入りですね」と笑顔。高1時に毎週、掲載誌を買って回し読みしたと振り返り、「(作品に登場する統一世界ミドル級王者)鷹村守になれるよう頑張る」と話した。

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2018年10月2日のニュース