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小浦、デビュー14連勝で3度目防衛成功「世界を獲るまでは負けない」

[ 2018年9月29日 22:39 ]

V3に成功してインタビューを受ける小浦翼(撮影・中出 健太郎)
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 ボクシングの東洋太平洋ミニマム級タイトルマッチ12回戦は29日、東京・後楽園ホールで行われ、王者・小浦翼(23=E&Jカシアス)が挑戦者の同級8位・冨田大樹(20=堺東ミツキ)に3―0で判定勝ちして3度目の防衛に成功した。主要4団体とも世界ランク入りしている小浦はデビューから14戦全勝(9KO)。冨田は13戦目でのプロ初黒星で12勝(4KO)1敗。

 小浦が足を使って距離を測り、タイミング良く左ボディーを入れる展開でスタート。冨田も強い右ストレートを何度か入れたものの大振りと単発が目立ち、スピードと精度の差は徐々に明らかになった。小浦は3回に左フックから右ストレートを効かせ、7回にも右フックからの打ち合いで勝り、その後もボディーやフックを叩き込んでポイント差を広げた。11回には右のカウンターで前のめりにさせるダウンを奪い、採点はジャッジ2人が119―108、1人が117―110という圧勝だった。

 小浦はリング上のインタビューで「世界を獲るまでは負けないつもり。狙ってもいいんじゃないかと思うけど、どうですか?みなさん」と世界初挑戦をアピール。それでも控室では「あそこでダウンを取れたのだから、トドメを刺したかった」とKO負けを逃したことを反省。バッティングが起きると頭を下げるなど気持ちが優しい部分を指摘されると「鬼にならないとダメですね」と苦笑し、「あと1、2戦やって、今日ダメだったところを修正して世界へ行きたい。チャンスが来たら行けるように準備する」と話した。

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2018年9月29日のニュース