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花形冴美、5度目挑戦で世界タイトル獲得!判定勝ちに号泣「ありがとうとしか…」

[ 2018年9月29日 22:36 ]

花形進会長(左)と同じ5度目の挑戦で世界王座を奪取した花形冴美(撮影・中出 健太郎)
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 ボクシングのIBF女子世界アトム級王座決定戦は29日、東京・後楽園ホールで行われ、花形冴美(33=花形)が元WBCミニマム級王者の黒木優子(27=YuKOフィットネス)を2―1の判定で下し、5度目の挑戦で悲願の世界タイトルを獲得した。

 自身の名がコールされると、新女王は元WBA世界フライ級王者でもある花形進会長を肩車して大喜び。リング上でのインタビューでは「ありがとう!としか言えない」と叫び、涙で顔をぐしゃぐしゃにした。

 過去に黒木とは2戦して1勝1分けと負けなし。ただ、最後の対戦から約5年が過ぎたていため「その時に印象は捨て」臨んだ3度目の対戦も判定にもつれたが、序盤から低い姿勢で積極的に前に出て圧力をかけた花形が泥臭く勝利をもぎ取った。

 本名は田中だが、花形会長からリングネームを譲り受けた。会長も5度目の挑戦で世界王者となっており、「運命を感じますね。そう思い込むようにしていた部分もあるけど、試合中も運命を感じました」と振り返り、「次は会長超えですね。会長は防衛してないので」と早くも初防衛戦に思いをはせていた。

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