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拳四朗 V4へ自信のKO宣言!目指すは具志堅超え?「10回くらいは」

[ 2018年9月29日 16:08 ]

ダブルピースで4度目の防衛を誓う拳四朗
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 ボクシングのWBC世界ライトフライ級王者・拳四朗(26=BMB)が29日、東京での拠点である三迫ジムで4度目の防衛戦に向けての練習を公開した。来月7日に横浜アリーナで同級5位ミラン・メリンド(30=フィリピン)と対戦する。

 この日はシャドー、スパーリング、サンドバッグ打ちを行い、スパーでは日本ライトフライ級1位で、かつて拳四朗が日本王座を奪取した堀川謙一を相手に軽快な動きを披露。「動きはすごくいいです。減量して軽くなって、いい感じ。バッチリです」と好調ぶりをアピールした。

 対戦相手のメリンドについては「八重樫さんとの試合を見て強いなーというイメージ」と言いつつ、「自分の距離で戦えば全然問題ない。KOで勝って強さを見せたい。ジャブで流れを作って中盤から後半に倒したい」と自信たっぷりに言い切った。

 父の寺地永会長は「メリンドの突進をジャブでいかに止められるかがカギ」と分析。9日から19日までのフィリピン合宿では、メリンドと似たタイプのファイターと計60ラウンドのスパーを消化しており、「本人も十分に間合いは分かっている。倒すチャンスはある」と太鼓判を押した。

 3度の防衛は現役の日本人世界王者で最多だが、拳四朗本人は「3回じゃあ…4回でもビミョー。5回?10回くらいは」と長期防衛を目指す。日本人選手の歴代最多は同じライトフライ級でWBA王座を13回防衛した具志堅用高で「そこは考えてなかったけど抜けたらいいですね」と笑った。

 “長期政権”への試金石となるメリンド戦。勝利はもちろん勝ち方にもこだわる。ここ2戦連続でKO勝ちしており、KOへの意識も高まっている。「狙わず倒す。流れて倒す。力まずいきます」と抱負を語った。

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